2011.11.07 Monday
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━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あまどころ あえかに曇る 峡の径 (小松崎爽青)
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初夏の風の中、
斜めに立ちあがる茎に
楕円形の葉を何枚もつけています。
葉の下には、白い花が揺れています。
「あまどころ(甘野老)」です。
猫背に生えて曲がっているから、
“甘野老”と言われたのだと思ってました。
しかし、この地下茎が甘くて食用になります。
若芽をさっとゆでると
甘みがあって美味しいとか。
そして、ひげ根が多いこの植物。
“ところ(野老)”の根に似ているところから
「あまどころ(甘野老)」と名付けられたのだそうです。
“海老”と“野老”
海の“海老”ではない
陸地の“野老”、野のえび、
ひげ根の多い地下茎が海老に似ているところからきています。
山野の草地に生える「あまどころ(甘野老)」。
この根茎を乾燥させたものは
滋養強壮にも用いられます。
今の季節、葉腋に白い筒状の花が
1〜2個の花を付けます。
花の先の方は、緑色を帯びて
その花が、風に揺れる姿に
夏の到来を思わせます。
━━━ 今日の詠み歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
草分けて 葉茎を垂れる あまどころ
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