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━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
八つ手咲き いくさきざきの この寒さ (加藤 かけい)
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緑の大きな葉の上に可憐な花がついている「八手(やつで)
小さな白い花が集まり丸くなって、
先の方から、次々と咲きだしてます。
この前読んだ本に
この「八手(やつで)」の花の面白いのは
先ず、おしべと花びらと未成熟のめしべがあるオス花の時期、
そして、おしべと花びらが落ちて中性の時期。
その後、めしべが成熟したメス花の時期を過ごすとの事。
そうする事によって、
同じ花からの受粉を避けているのだそうです。
垣根越しに咲いている「八手(やつで)」の花の時期を
観察するのも面白そうです。
天狗が手に持っているような葉の「八手(やつで)」
大きく育った葉を見ると
八つに分かれているのではなく
実際は、七裂から九裂の方が多く見つかります。
小さい葉は、三裂や五裂で
栄養が良い葉は、十一裂や十三裂までになります。
いずれにしても、奇数に分かれます
数字を使う場合、
“八”の数字の方が縁起が良いということで
「八手(やつで)」と言う名前になったと考えられます。
ちょっと観葉植物を思わせる「八手(やつで)」は
熱帯地方の産地を想像させますが、
日本固有の植物なのだそうです。
いつの頃から、どの様に進化してきたのかよくわかりません。
江戸時代の頃も
園芸品種としての認識はあまりなかったようです。
魔よけの意味もあり、
よく、玄関先に植えられています。
葉芯から出た梢に丸く咲く「八手(やつで)」の花。
この花が咲くと冬の到来を思わせます。
「八手(やつで)」の花が咲きだすと
寒さも厳しくなっていく様子を詠っています。
━━━ 今日の詠み歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
塀越しに 背比べのよう 花八つ手
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