野花や草木の散歩道で一句

道端の野花、そして草や木。
どこにでも咲いている道端の可憐なお花。
古の歌から生い立ちを辿り、草木たちの古を思い浮かべながら
草花や木々を眺めてみませんか。
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面白い由来の「へちま(糸瓜)」
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う

 ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



  わが家の はひりにからむ 糸瓜蔓


  果(み)となる花は   大きく咲けり (鹿児島 寿蔵)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
秋を迎える今、夏の畑を思い起こさせるように
咲いているウリ科の「へちま(糸瓜)」。


「へちま(糸瓜)」の花は、元気に大きな花を咲かせています。
この暑さでも、次々と元気に咲く花の下で
果実も大きくなっています。
暑さに負けず咲くへちま
この「へちま」、江戸時代に渡来しました。


「へちま(糸瓜)」の果肉のなかは、繊維質です。
その繊維質から、“糸瓜(いとうり)”と呼ばれていました。


“いとうり”の“い”が抜けて
“とうり”と呼ばれるようになります。


“とうり”の“と”は
イロハニホヘトチリ…の並びの
“へ”“チ”の間なので
“へち間”になったと云われています。


ちょっと、落語を聞いているような由来になっています。


沖縄では、“なべら”と呼ばれています。
これは、“なべあらい(鍋洗い)”に由来すると云う説もあります。


こんなに名前が変化するのは
それだけ私達の生活によく使われてきた植物
ともいえる証なのかもしれません。


若い果実は、食用にされ
大きくなった果実の果肉には
網目状の強靭な繊維があり、この繊維を取って、
へちま製のたわしが作られていました。
昔は、このへちま製のたわしを垢すりとして愛用していました。


「へちま」の垢すりを見るたびに思うのは、
子供の頃、祖母と入るお風呂です。


へちまの垢すりで、
しっかり背中を流された思いがあります。
背中は、赤くなってちょっと滲みるようなヒリヒリ感。
負けずに、祖母の背中を垢すりでゴシゴシと…


子供の頃は、大人と一緒に入ると
いつも背中をゴシゴシと流しあっていた記憶があります。
背中を流され、流してましたが
ここのところそんな経験がなくなっています。


その他に、「へちま」から採れる“へちま水”は
古来から、肌をすべすべにする化粧水でした。
今でも愛用されている方も多いのではないでしょうか。


また、痰をきる咳止め薬としても使われていました。
正岡子規絶筆となった俳句にも
「痰一寸 糸瓜の水も 間に合はず」と詠まれています。
俳句に「へちま」が描写されている事から
正岡子規の命日は「へちま忌」と呼ばれています。
垣根に咲くへちま
今でも、あちらこちらの生け垣に
へちまを育てている家庭も多く見られます。


門を入ると、「へちま」の蔓が絡み
大きな黄色い花を咲かせている様子を詠っている今回の歌です。


 


━━━ 今日の詠み歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   
   炎天の 長月に咲く 糸瓜花


 
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