2010.02.07 Sunday
若菜摘む春の野
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う
━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ (古今集)
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立春が過ぎると、春と言われますが、今年は寒いです。
例年ならば、旧暦の正月の頃には
畑の畔道などには、母子草などの若い葉が
陽射しに揺れて大きくなっていますが
今年の寒さでは、なかなか大きくなれないようです。
春の訪れを知らせるように
立春の時期の頃には、
霜が解けかかかった土の中から若い葉が出てきます。
万葉の頃の今の時期には、若菜を摘んで
七草粥が食べられていました。
しかし、今年の立春寒波の影響で
なかなか気温は上がりません。
春の若芽もなんだか小さくなってしまっています。
そんな中、凍てついた冷たい風が吹き荒れています。
日だまりの若菜見ながら、
「我が衣手に 雪は降りつつ」という詞が思い出されましたので
今回の歌を取り上げてみました。
百人一首では、あまりにも有名な歌です。
あなたのために、寒さの残る春の野原に出かけて、
若菜を摘んでいます。
摘んでいると、私の着物の袖にしんしんと雪が降ってきましたよ。
と詠んでいる歌です。
若菜摘むこの季節の寒さが、
今年の関東平野の寒さの情景と重ねあって
万葉の頃と、おなじ季節を感じているのかなと…
春の暖かさを待ち焦がれる今日この頃です。
━━━ 今日の詠み歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日だまりの 小さき若菜 戻り寒
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